入沢康夫さんの仕事
今日の夕刊の文化欄に、「人事を中心に森羅万象をかきとめるかのような詩人」の日記についての記事が載っていた。「編集に携わった入沢康夫さんは{豪放磊落な大詩人というイメージが強かったが、日記を通して別の姿も見えてきた}」と。「晩年になるほど、生活と詩作と日記とが三位一体の様相を呈してくる」とも。日記作者は「下手でも上手でもいい。ポエヂーの洪水にアップアップ押しながされるとき。おぼれるようなとき。右手でも。左手でもいい。言葉をつかんでもちあげよ」(80年11月)。また 日記の作者は入沢さんのある「詩」を読まれて、「よく分からないが面白い」と云われたとのこと。入沢氏は、「詩は理解するものではなく感応するものだ」と言う。わたくしも大賛成である。入沢さんのいままでの詩作といい、ネルヴァルや宮沢賢治の全集の緻密な編集などの成果にくわえて、今回の日記の編集「全七巻」は、またまた大きなお仕事がさらなるに加えられたものだ。
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