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賢治参考図書

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    21年は一市は花巻村です。

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2006-10-18

「法印の孫娘」を読む

 「ほっそりとしたなで肩で/黒い雪袴(モッペ)とつまごをはい」た、農事の良く解った「透明で、できたら全部トーキーにでも撮って置きたいくら」いの娘。

 もう一人の登場人物は、容姿は「どてらを着たまま酔っていた/あの青ぶくれの大入道」とある。村人から聞いたら「バクチと濁酒」で名物人とのことであった。「稲の病気」などの書き物を見た場合は、立派な筆跡だが「どうしてばくちをやりだしたのか/或いは少し村の中では出来過ぎたので/つい横みちへそれたのか」といった「法印」なのである。

 「法印の」は、「巨きな松山の裾に/まるで公園のやうなきれいな芝の傾斜にあって/まっ黒な杉をめぐらし」た、山門みたいな物もあれば、白塗りの土蔵もある家だということだ。

 「校異」を見ると、「第二葉左下余白に、鉛筆で次のメモが記されている。」とあり、箱枠書きの中に、伊藤圭助、ききん、桜、池、娘ふたりと記されて有ると言う事だ。

 ここでは、「圭助」さんは誰かの云々ではなく、『法印の孫娘』と『憎むべき「隈」弁当を食ふ』との作品内容の違いを明らかにしたいのである。無論「文語詩」の [ 秘事念仏の大師匠 ] の[一]と[二] の内容の違いもであった。登場人物が明らかに違うのに、これ等の作品が、賢治研究者に一緒くたに読まれるのには何か分けありであろうか。

 (なを「法印の家」については、きかいがあったなら記したい。)

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コメント

スリリングな展開になってきましたね。
期待して読んでおります。
研究者はわからないだけだと思います。
草稿に残された文字だけしか、資料がないのでしょう。
いろいろご事情をご存知とお見受けしました。
壷中人どの、どうか、背景をご解説ください。注目しております。

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