労農詩論三講
桜の詩碑の隣に住んでいた伊藤忠一さんが書き残した、「労農詩論三講」 があるります。
「イーハトーヴオ」 第四号(昭和15年2月21日発行)には、「芸術の定義」のところに次のように書かれている。
トルストイの芸術定義
芸術とは情緒を他人に感染せしむる手段である。
ブハーリンの芸術定義
感情社会化の手段である。
ウイリアム・モリスの定義
労働に於ける愉悦の表現である。
快 = 苦痛ヲモ享楽ス + 同情
創造には個性を有す、そして理想を有す。
即ち一つの夢であって、無限性を有す。
理想は個性を通し言葉音楽となりて表現さるゝものである。
リズムの有る語・・詩である
後方
理想 ---- 感情
詩とは・・胸一杯に溢れて一定のリズムを以って溢れ出ずるもの。
(配置 線構造図は概念図です。記 ブログ作者)
忠一さんのこの「労農詩論三講」は、次のような書き出しで始まっています。
「この稿は昭和元年二月羅須地人協会の集会の日、宮澤先生が「地人芸術論」として口述されたものを聴いたまま筆にとまつたままの記録であります。先生は、要項だけをボールドに書き、まだ草案に過ぎないから、筆記してはいけないと申され、当時の私には、この講義はむづかしすぎて途中でいねむりしたりしていたのですから、よろしく御判読願ふ次第であります。」<以下略>
「農民芸術概論」等に関連しての見逃しの出来ない参考資料の一つでは無いかと思われる。
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コメント
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紹介ありがとうございます。これは大切なものですね。
「先生は、要項だけをボールドに書き、まだ草案に過ぎないから、筆記してはいけないと申され」 「当時の私には、この講義はむづかしすぎて途中でいねむりしたりしていた」という証言も貴重ですね。
投稿: かぐら川 | 2007-09-15 08:27